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Ｒ2年１月ブログ

はじめまして、非常勤医師の渡辺美佳です。

毎週金曜日の午前中に形成外科を担当しています。

「形成外科」と聞いて、ご存じない方も多いかと思います。 「整形外科」と間違えられたり、「美容整形」のみをすると思われたりと、なかなかマイナーな科であると日々感じています。

形成外科を一言で説明すると、「見た目を治す外科」でしょうか。 特定の決まった臓器はなく、頭の先からつま先まで、見た目がかかわる病気は何でも診ます。 生まれつきの変形を治したり、シミやほくろを取ったり、顔の骨折を治したり、けがの傷跡 をきれいにしたり、乳がんの後の乳房も作ったりもします。まぶたが下がって見えにくくな った眼瞼下垂を治すのも形成外科です。他の科の先生が治らず困っている傷を治すお手伝いもします。

形成外科医になったばかりのころ、先輩の先生に「形成外科は最後の砦だから、他が諦めても 何とか頑張るという気持ちでやりなさい」と言われたのを今でも心にとめて日々診察しています。

命にかかわるような病気を治すのではありませんが、例えばシミ一つ、ほくろ一つでも取ることで気分が明るくなったり、今まで気にしていた体の傷が目立たなくなることでお風呂やプールに入るのが嫌でなくなったり、と生活の質を上げるお手伝いをさせて頂きます。

手術というと怖くて診察をためらってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、歯科と同程度の簡単な麻酔で30分程度で終わるような手術や、レーザー治療など手術以外の方法で治せることもあります。 見た目のことでお困りの時は、ささいなことでもぜひ一度ご相談下さい。